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アカすりの思い出 [韓国]

 2008/2/29



 これは、前回夫婦でソウルに行った際に仁寺洞(インサドン)で見つけた、アカすりタオルの携帯ストラップ。ナンピョンが使っています。


                      DSC01335.JPG
 

これを見て私達は大笑い![グッド(上向き矢印)]というのも幼い頃から見ているアカすりタオルはまさに、この原色グリーンに黒い線が入ったタオルなのです。もう一つ濃いピンク色のバージョンも記憶にあります。なんでこんなセンスのない色なんだろう?と不思議に思ったものです。

 物心ついた時から、ハルモニ(祖母)とお風呂に入ると、毎回痛い痛いアカすりが待っていました。殆ど石鹸をつけずに強い力でアカをこすりだし、2度目にやわらかいタオルに石鹸をしっかり泡立てて仕上げの洗いをします。ハルモニは力が強いので、孫達は毎回痛がって、お風呂から出ると所々赤いかすり傷に近いものも見受けられました[ふらふら]  小さい頃は嫌々でしたが、大晦日の恒例行事でもあるこのアカすりが無いと、さっぱり新年を迎えられない気がしたものです。

 高校か大学の頃、旅行社のツアーで「韓国アカすり美容ツアー」などというものを見かけて、“え?!あのアカすりは韓国の美容文化なの?”と驚いたものです[がく~(落胆した顔)] ハルモニは昔から自家製きゅうりパックもしていました。80を過ぎても美に対する意欲は衰えません。ちなみに両親や私達の世代は、普段お風呂でアカすりをすることはありません[いい気分(温泉)]

 

 アカすりと聞いてもう一つ思い出すのが、3ヶ月韓国に語学留学をしていた頃のこと。
毎晩、下宿近くの銭湯に通っていましたが、初めての日、隣に座った見ず知らずのおばさんが、いきなり私のタオルを取って私の背中をこすり始めたのです!お礼を言ったら、すかさずおばさんも自分のタオルを差し出して背中をくるっと私の方に向けたのです[わーい(嬉しい顔)] 周りを見渡しても、隣同士で背中をこすり合うのは当然のことのようでした。私も小さい頃からハルモニの背中をこすっていたので、多少びっくりはしたものの、すぐに他人と近しくなる韓国らしいと、すんなり理解できたのでした~[揺れるハート]


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