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4月から始めた勉強 [チャイルドセラピスト]

2010/7/26

 2007年12月に法律事務所を退職して、2008年の春から3ヶ月間、韓国に短期語学留学に行く予定にしていたところ、2008年1月に入って間もなく妊娠が判明し、韓国行きは断念し、出産を経て、いまも専業主婦でいますが、いずれ仕事はしたいとずっと考えています。
 退職時も、韓国留学までは決めていたものの、その後の仕事のことは、とりあえず留学してから考えようと思っていたので、ヒメが1歳になった頃から、再び、今後どういった方面で仕事をしていきたいかということを考えていました。

 「自分の使命は何か?」「本当にやりたいことは何か?」を考えていく中で、自分をもっと知るために、ちらっと聞いたことがあったアートセラピーを試してみたいと思って、ネットで探していたところ偶然「チャイルドセラピスト養成講座」というものがあることを知ったのです。
 久々にビビビーっと直感のアンテナが激しく反応しました[ひらめき]
 
 私が小学校6年生の時に卒業文集に書いた夢は「国連で働くこと」だったのですが、それまではずっと「小学校の先生になりたい」という夢も持っていました。いまだにチャンスがあれば小学生の子供を教えてみたいなぁという気持ちはどこかにあります。
 それが子供を持ったことによって、ますます子供の心理、教育に興味がわいてきたところ、そして昔から心理学や、セラピストという職に興味があったので、すべてがつながった感じがありました。
 資格取得後、仕事として実際どういう形で活かせるかは未知数ですが、とにかく勉強したい!と心から思えるものに出会えたことが嬉しかったのです。しかも、子育て真っ最中なので、子育てにも役立つだろうし、自分自身の子供時代を見つめ直し、自分自身をもっと知るきっかけになりそうだとも思いました。

 韓国留学は、私自身の退職金を使って行く予定だったので、いずれ何か勉強したいものが見つかった時にと取っておくつもりが、いつのまにか少しずつ減っていくもので[ふらふら]・・・そういう意味でも、退職金を自分の勉強のために有効に使うことができて良かったです。

 前置きが長くなりましが、
 今年の4月から月に2-3回のペースで、日曜日にチャイルドセラピストの講義を受けてきました。
 これまでに「子どもと音」「アートセラピー」「子どもと言葉」「障害をもった子ども達」「プレイセラピー」「子どもカウンセリング」「セラピー概論」などのテーマの授業を受けてきました。

 アートセラピーでは、クレヨンを使って絵を描いたり、「命」というテーマで粘土細工をしたり、プレイセラピーでは、箱庭作成をしてみたり・・・想像していた「詰め込みの講義形式」ではなく、まずは自分自身がセラピーを体験したり、隣同士やグループで話し合う形式が多く、まだまだ自分がセラピストの側に立つ姿は到底想像できないのですが、知識から詰め込むのでなく、体験やそれを通して得た感覚を大事なんだなぁと実感。そして、チャイルドセラピーは子供のためだけのものではなく、大人にも有効だということも実感しています[ぴかぴか(新しい)]
 これまでブログにも書きたいと思いながら書けなかったのは、初めての深い世界に接し、ひたすらセラピーを体験する講義の中で、自分自身を見つめる作業を繰り返しながら、たくさんの思いが湧きあがってきて、やや混乱していたのかもしれません。まだまだ未知の世界の入口にたったばかりですが、ようやく一歩一歩進み出した感じです。

               IMG_2713.JPG
 教材は、大きなバインダーに入ったプリント類と『少年期の心』(山中康裕 著/中公新書)、『子どもの心理臨床』(弘中正美ほか編著/北樹出版)という2冊の本が配布されました。授業中に本を読んだり、読んでくるように宿題が出るのかと思っていたら、今のところ、そういった様子がないので、最近『少年期の心』を読み始めたのですが、先日初めて体験した「箱庭療法」の症例が描かれていて、大変興味深い本です。

 夢の話に戻りますが、中学生時代に芽生えたもう一つの夢は、韓国にルーツを持ち、日本に生まれ育った者として、日韓の懸け橋になることでした。大学卒業後、大学院で日本と朝鮮の関係について勉強したのもその思いがずっとつながっていたからでした。そういう大きな枠での夢はずっと持っているのですが、具体的にどういった形で自分が貢献できるかが見えなかったのですが、いま子どもの心理や教育に興味を持つようになってみて、ヒメの世代の子供達と一緒に、民族的な差別の問題について考えていくこと、歴史を伝えていくことは、一つ私の使命ではないかと思えてきました。
 民族的なことだけでなく、様々な「違い」をどうやって乗り越えていくかということを、子供達と一緒に考えていくことは、幼いころから、「国ってなに?」「民族の違いって何?」「自分ってなに?」と問い続けてきた私が、そして、たくさんの温かい友人や恩師に恵まれ、たくさん学ぶ機会を得てきた私だらこそできる、懸け橋の役割かもしれないと思い始めています[かわいい]


コメント(2) 

コメント 2

がぶ

最近ソンジャさんが、アタシも知らなかったソンジャさんの子どもの頃のことをよく思い出しているのも、チャイルドセラピストの講座を受けてることが影響してるのかもしれないねー。
by がぶ (2010-07-26 00:32) 

sunja

がぶさん☆
 そう言えば、そうだね!アートセラピーで自分では忘れていると思っていた様々なことが浮かび上がってきているんだろうなぁ☆
by sunja (2010-07-26 07:14) 

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