カウンセリングとは * 子どもと音 [チャイルドセラピスト]
2010/10/3
今日の授業の前半は「セラピー概論③」。
6月に「セラピー概論①②」の授業を受けた時に、「セラピストとは」ということを教わって、目からウロコだったのです私のイメージでは、「人を導き悩みを解決して救う人」だったのですが、全然違いました。
先生の例えでは、
コンサルタント・・・分析した結果自分の意見を伝える
セラピスト・・・指示やアドバイスを与えるのでなく、共感的理解をする。寄り添う。一緒に解決する。
今日はロジャースの傾聴技法についても学びましたが、本来人間は自己実現傾向を持っている(=すべての人は、より良く生きようとする力、解決する力を自分の中に持っている。自分で気づき治癒していける力があるということ)という考えが前提になっているのです。これは私も深くうなずけるところ。
そして今日のまとめ。
カウンセリングとは=一方的に指示やアドバイスを与えカウンセラーがクライエントを変えるというのではない。心のこもった言語および非言語によるコミュニケーションの中で、治療的な関係を築いていくことによって、クライエントが自己の心の余裕を取り戻し、安心して自己の問題に直面し、自己解決していくプロセスにカウンセラーが寄り添っていくことである
セラピストという職に興味がありながら「深い悩みを持っている人を導くことなんてとてもできない、そんな責任も持てない。」と思って敬遠していましたが、カウンセリングについて学ぶにつけ、あくまでも「聴くこと」「その人自身が解決する過程に寄り添うこと」と知って(これまた難しいことではありますが)、私の気持ちは少し楽になりました
後半の授業は「子どもと音③」。
この授業は先生がキーボードで演奏してくれたりして楽しい授業
前回休憩時間に、先生がどうして音楽療法の道にすすまれたのか伺っていて、最後にいただいたアドバイスが 「気になるものをかたっぱしから欲深く勉強して、いろんな知識を持っておくと良いわよ。どこかで必ず、どれもが結びついてくるの!」。
授業に行く度に、この言葉を胸に刻んでいます
今日の授業の中で、「音楽は自律神経系の賦活的あるいは抑制的な影響を与える」とか「音楽は長期記憶においていろいろな出来事と結びつきやすい性質を持っている」とか「音楽活動は右脳優位で行われ・・・」とか「直接情動にも働きかける」等と聞いていて、「あら?音楽にはアロマと同じような効果があるわ~」と思いました。アロマと音楽を併用するとかなりの効果があるのでは??
最後の方で、「同質原理」について学びました。
対象者(児)の持つ感情やテンポに合わせた音楽を提供することで同質の気分の音楽に共感してもらい、その感情を軽減させるというもの。
悲しい気分の時には悲しい気分の曲を聴くと、発散でき、悲しみが減少し、いずれ明るい気分に戻っていくというもの(同質→異質へ)。アルビニーノのアダージョを聴いたり、Queenの曲や、NHK大河「篤姫」のサントラを聴いて、どういうイメージがするかなど話しましたが、音楽によって、草原が見えたり、光を感じたり、違った光景が見えてくるから不思議
2歳のヒメをみていても、教えたわけでもないのに、音楽に合わせて踊るんですから、人間は原始から音楽や踊りとは深く結びついているのですよね
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