ママのための手帳術 [本]
2012/1/25
昨年末に読んだ『人生がときめく片づけの魔法』も良かったけれど、
年が明けてすぐに読んだ『人生が輝く!主婦のための手帳術』もいまの私にぴったりな本でした!
私は、計画立てるのが大好きで、手帳とかメモに「思いついたこと」「見た夢」「心に響いた言葉」「見たい映画」「読みたい本」など、ちょこちょこ書いたりするのも大好き
「何でママはいつも書いてるの?」とヒメに言われるほど。
先々の計画を立てるので、仕事をしている時は、数ヶ月先まで金曜日の友人との食事の約束が埋まっていました
そんな手帳大好きの私が、産後戸惑ったことは、子育て主婦の手帳の使い方でした。
仕事をしていた時のような、いわゆる予定は入っていなくても、なんだか忙しい
ナンピョン(夫)に「今日の予定は?」と毎朝聞かれて、「いつも通りの普通の日だよ」と伝えるとなんだかとっても暇そう。でもそんな普通の日の方が忙しい
予定を入れている日の方が、思い切って家事をしない日にしてあって余裕があるくらい。
結婚後9年間、共働きで家事もしてきた私にとって、「子ども一人くらい」と思っていたのが、産後、何だか思うように家事もできない。
周りの子育ての先輩に聞くと、大抵は「子どもで忙しいんだから家事なんて気にしなくていいのよ」という返事。
私も何も完璧に家事をこなそうなんて思ってないけれど、もうちょっとストレスを感じないくらいに用事は進めたい
仕事でも家事でも素早くテキパキこなすタイプだっただけに、子育てとのギャップには戸惑いました。
そんな中で、手帳もこれまでのタイプでは、子育て主婦のニーズに合わない!と、産後、無印のA5サイズの手帳に変えました。これは、一日が縦軸になっていて、午前8時~午後9時まで時間ごとの予定が書き込めるので、細々した用事を書きこむのにもぴったりなんです↓
今回あな吉さんの『人生が輝く!主婦のための手帳術』という本を知って、そういえば、私は手帳大好きだけど、完全な私流の使い方で、手帳術なんていうノウハウは聞いたこともなかったので、おもしろそう!と思って買ってみました
読んでみて驚いたのは、自己流で考えてやっていたことが、あな吉さんの手帳術とすごく似ていたこと完全に同じではないけれど、思いついたらすぐメモすること、「やりたいこと・将来の夢」と「やるべきこと」などをリストにしていること、付箋をフル活用して、隙間時間に予定を落としこんでいくことなど・・・。
将来仕事もして、ヒメとユメそれぞれの小学校や幼稚園などのスケジュール把握まで出てくると、あな吉さん流をもっと取り入れたいところはあるけれど、現時点で手帳の使い方はこのまま変えなくてもいいなぁと思いました
でも、あな吉さんが言っていることで、私が産後感じたモヤモヤの原因がわかってすっきりしました!私の気持ちを的確に表してくれている
「主婦の仕事はスケジュール化しづらい内容のオンバレードである」
「家族は大事、子どももかわいい、でもそれだけでなく、もっと自分らしい人生にするために、あらゆることをやってみたい。」
「仕事に集中するなんて贅沢は、主婦には許されない。」
「主婦の仕事は、突発的なことの連続である」
「コントロールのきかない子どもや天気を相手に予定を立てるなどということは、従来の手帳術では想定されていません。」
「主婦の仕事は、終わりなきルーティンワークの連続でもあります。正直これが体力的にも精神的にも非常にしんどい。会社の仕事のように「ひとつのプロジェクトが終わった!ふー、かんぱ~い!」などと、ひと区切りつける機会もありません。」
「主婦業は、達成感をともないにくいのも辛いところ」
「わたしたちは、毎日、たくさんのことをちゃんとこなしているんです。・・・あんなにたくさんのことをやっても、今日もいつもと同じことしかしなかった。ほかにやりたかったいろいろなことができなかった・・・そういうふうに感じてしまうことが多いのではないでしょうか。」
私の感じていたモヤモヤはこのことだったのか!
仕事とは全く異なる世界に戸惑っていたのでした
主婦って、上司も同僚もいない、自分で自由に采配できる気楽さもあるけれど、自分のやっていることってどうなの?という不安もなくはない。
子どもには、大人の理屈は通じない。
子育て中のママが(特に初めての子育ての)孤独や不安を感じるのはこういう点にも原因があるんですよね
それから、付箋に書いた用事をカテゴライズしてみるというのも発見でした(「キッチン周り」「パソコン仕事」「子どもが寝ている間にすること」など)
また、私はいま何が気になっているのか、どっち方面に関心が向いているのか、私ができないと思っている用事をどう細分化できるか等、もうちょっと踏み込んで手帳を観てみると自分が見えてくる
そうやって、自分の手帳を眺めてみたら、「私は自分が思っているより、やりたいことを実践できている」ということがわかりました
”用事をこなすための手帳”から、”いまの自分が見えてくる手帳”という捉え方に変わりました。
この本読んでなんだかとっても落ち着きました。
親の世代は「子どもが小さいうちは仕方がない。大きくなるまでの我慢」という考え方で過ごしてきたようだけれど、やっぱり私は、子どもが小さくて忙しくても、毎日眠くても、たとえ一日に自分の時間が30分いや15分しかなくても、少しずつでも自分のしたいことをやっていきたい自分らしく生きたいと欲張りな世代なので、あな吉さんブラボー!って思っちゃいました
初めての子育てで「家事もできないし、自分の時間が全然ないんです。私って家事も子育ても向いてないのかも・・・。」というママがいたら、私は「手帳術っていうのがあるよ!」って言ってあげたいなぁと思っています
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