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大学時代の恩師 [友人]

 2008/3/5

  この額は、私が現在自宅のピアノの前に飾っているもので、3枚の葉書は、いずれも大学時代にお世話になった恩師が送ってくださったもの。

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 ルネサンス音楽(主に宗教音楽)がご専門の先生は、毎年夏にはイタリアを訪れ、その度に、昔の楽譜が葉書になったものを購入なさるようで、お便りを下さる時は、毎回この素敵な葉書で送ってくださる。おたまじゃくしが●ではなく、■なところが興味深い。

 大学卒業後も時々数人で先生を囲んでおいしい物を頂く会を催しており、昨秋も80歳でも変わらずお元気な先生を囲んでイタリアンを頂いたが、いまだに毎日ご自宅で欠かさずお一人でワイン一本は飲まれるそう(赤と白を半分ずつ)[るんるん] 今回も食後のグラッパを欠かすことはなかった[バー]  変わらぬオーラとパワーには驚いてしまう[目] 

 先生が毎回おっしゃるのは、「あなた達は戦争がない時代で幸せですよ」ということ。先生は高校時代がまさに戦時中だったが、人を殺すことだけは絶対したくないと、徴兵されるくらいならと線路に横たわって自殺を試みたり、医学部を志望することで徴兵を免れることを考えたらしい。もともとは能学や歌舞伎など日本的なものに惹かれていた先生が、グレゴリオ聖歌に出会ってルネサンス音楽に傾倒されるようになっていった頃、日本はまさに軍国主義の時代、非国民と言われたり辛い時代だったとおっしゃる。
 すっかり平和が当たり前になっているけれど、先生にお会いする度に、自分の意志で好きなことに自由に関われる時代のありがたさをかみ締めないといけないなぁと思わされる[ぴかぴか(新しい)]

 先生は1970年代にワインに関する本も出されてる程のワイン通。大好きな音楽の研究をお仕事にされ、人生を心から楽しんでおられる。
 80歳を過ぎてもあのパワー[グッド(上向き矢印)] 私もまだまだ頑張らなきゃ[手(グー)]


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