早く逝ってしまった美しい人 [友人]
2015/10/5
私たち夫婦は、いまから9年前、まだ子どももいなくて共働きだった2006年6月にロンドンに旅行したのですが、その時、仲良しの職場の後輩が、ロンドンに駐在している友人夫婦を紹介してくれたのです。
信頼できる後輩が紹介してくれたご夫婦だし、美味しいものが大好きだそうで、なんとご主人のNさんは、私たち夫婦と同じ在日コリアンで、しかもナンピョン(夫)と同業者だったので、不思議なご縁を感じて、初対面のご夫婦でしたが、ロンドンでランチとディナーを1回ずつご一緒することになったのです。
奥様のKちゃんが後輩の学生時代の友人なのですが、モデルの高垣麗子さんのような美しい人で、ご主人は韓国の俳優ヒョン・ビン似という、見た目も麗しいご夫婦なのですが、初対面にも関わらず、旧知の間柄のように、すぐに話が弾み、イギリスにもこんな美味しいお店があるの?!と驚くくらいに美味しいお店で楽しく飲んで食べて大いに盛り上がったのです。
その後は、2年半の駐在を経て帰国されたKちゃんとほぼ同時期に第一子を授かり、妊婦同士でランチをしたのがイギリス以来の再会でした。
2008/7/29にKちゃん宅に女の子が誕生、そのちょうど2か月後の9/29に我が家のヒメが誕生。
実は、Kちゃんは、5歳下だけど、私と誕生日が同じで6/14。不思議な共通点がいろいろありました。
その後は、お互いに会いたいね~、子ども達も遊ばせましょうね~と話しながらも年賀状の交換のみで会う機会がありませんでした。
今年も新年にご家族の素敵なお年賀状をいただき、お互い長女がいよいよ1年生になるわね~なんて書いていたのですが、5月になって、後輩からKちゃんの訃報の連絡がありました。ご主人のNさんからも連絡がありました。
全く信じられないことでした。
1年生の長女さんと2歳になる長男さんのお子様方を残して先に逝くことになったKちゃんの心中を思うと辛くてたまりませんでした。
9月に入って間もなく、ご主人のNさんから「いろいろ落ち着いてきたので、子どもも同い年だし、週末一緒に遊ばせる企画はいかがですか?」と連絡があり、昨日10/4にお宅に伺ってきました。
Kちゃんとの結婚10年の間の思い出の写真と、Kちゃんからのメッセージが納められたDVDをみて号泣したり、子ども達の様子に笑ったり、思い出話をしたり、そこにKちゃんがいないことが不思議で、本当に天国に行かれたんだな~と悲しみがよみがえってきましたが、
ご主人が慣れない手料理で暖かくもてなしてくれて、「料理が楽しい」「パパ友の会 を作ろうと思う」「子どもといると落ち込んでいる暇がない」と前を向いて歩いている姿や、屈託のないお子さん達の姿に、こちらが励まされたり。。。
ご主人のNさんとは夫婦ともにロンドン以来9年ぶりだったのですが、たった2回の食事以来9年も会っていなかったのに、また会いたいとご連絡をくださったことが嬉しかったです!
2歳の男の子が私の膝にちょこんと座ってくれたり、子ども同士楽しそうにキャッキャ笑いながら遊んでいる様子をみて、少しでも心が和んでくれたら~と願わずにはいられませんでした。
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