プレイセラピー ~箱庭療法 & スクイグル~ [チャイルドセラピスト]
2010/8/9
箱庭療法とは、大きさ57×72×7cmで、内側は青色に塗られた砂の入った箱に、棚から適当にアイテムを選び、何らかの表現をさせるものなのですが、先月7/18の授業で、先生からの「体験してみたい人!」との呼び掛けに、一番に手をあげました 私ともう一人が体験してみました。
私が作成した箱庭↓
最初っから、なぜか左奥には、山を作ろうと決めていました。山の周りは木で囲み、左手前は海辺。石を並べ、海岸には、ピクニックしている人たちがいます。
右奥は、動物たちの世界。象とシマウマとパンダを選びましたが、すべて親子セットにしました。
そして右手前は街。動物の世界との境界には桜の木を置きました。街には家、教会、学校などが並び、人々が歩いています。
何となく4つの領域を作りました。昨日作成したパステルでも、左奥には太陽、左手前には緑、右奥には月、右手前には海・・・と、私は四角い空間を与えられると4つの領域を作りたくなる傾向があるようです。
真上から見ると↓
右半分↓
左半分↓
先生に「私の箱庭からは、何が読み取れますか?」と質問してみました。「まだ、これから箱庭体験をする人もいるので、どこから読み取ったということは伏せておきますが」という前置きの後に
「あなたは自分の領域をしっかり持っていて、「巻きこまれない」人という印象です。
それから、たくさんのパワーを秘めていて、まだ上手くそれを使いきれていないという印象もあります。」とのこと。おー!確かに、自分でも気が付いている部分でした。
そして↓は、クラスメートが作成した箱庭。全然違う世界が広がっています。
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そして続けて体験したのが、表現療法(芸術療法)の一つの、スクィグル。
子どもとの治療面接に使用するために考案されたお絵かき遊びで、相手の描いたでたらめな描線から、相互に何かを見つけ作り上げていくのです。セラピストが子どもと交流するための一つの手段です。
MSSM(マルチプル・スクィグル・ストーリー・メイキング)というのを体験しました。
隣同士で、セラピスト役とクライエント役を決め、画用紙にまずセラピストが枠づけ。クライエントにその中を6つに仕切らせます。ジャンケンで負けた方から、そのうち1コマ分のスペースに、グルグルっとサインペンで曲線(直線)を入れる。それを相手に渡して、そのグルグル描きの線を何かに見立てたり、見つけだしたりして、それに色をつける。そのままその人が今度はまたどこか1コマ分のスペースにグルグル線を描いて相手に渡す~というのを繰り返し、最後の1コマ分のスペースが残ったら、これまでの5つのアイテムをすべてつないで、クライエントに物語を作ってもらうというもの。
これも無邪気に楽しかった。
いろんなセラピーを体験していると、それをやったからすぐに気付きがあったとか、分析されるものでもないのですが、ここ数カ月を振り返ってみると、自分が忘れていたと思っていたような子ども時代の記憶が戻っていたり、気持ちを楽に過ごしていることに気がついたり、「答えはすべて自分が持っている」というのを実感しているので、これもセラピーの影響なのかな?と思っています。
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